新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言に伴う休業要請を受けて、さまざまな業種が収入源を絶たれる中に地元の有馬温泉があります。わが家から車で15分の近いところにあり、若い頃は気軽にちょくちょく行きましたが、スーパー銭湯が幹線道路沿いにあちこちとオープンしてからはすっかりご無沙汰しています。日頃は生活道路として有馬温泉~三宮駅間の路線バスをよく利用していた昨年までは、観光客がいっぱいで座席に座れない日もありましたが、今は道路から見えるバスの中はガラガラの様子で寂しい気持ちになります。
緊急事態宣言で休業要請を受けて、旅館が休業する有馬温泉街。温泉街では、公営の泉源を管理する神戸市から温泉を買っている旅館が全体の半数を超えるそうです。パイプで送られてくる湯を止めても代金は発生するので収益がゼロの状態で払い続けるとなれば経営は苦しくなります。代金は風呂の規模で算出されるそうですが、月20万以上を支払う旅館もあるようです。こうした時期、湯の代金の免除を! 地元の市民として神戸市が英断してほしいと願っています。