カジノ法が2016年12月、自民党、維新の会などの賛成多数で可決、成立した。私は賭け事は全く興味はないが、カジノと聞くと忘れられない事件がある。大王製紙前会長が海外のカジノで約107億円すった話だ。世間とかけ離れた金額に驚いたのと同時に、こんなアホな会長がおるんだな~と思った記憶がある。
先般、友人の誘いでカジノに反対する弁護士の話を聞く機会があった。専門家の立場からさまざまなギャンブルの弊害を話されたが、素人の私でも想像できる問題であり、カジノ法案に賛成したバカな議員たちを改めて恨めしく思う。こんな折、ある通販雑誌が手元に届いた。その中で人生の失敗という連載があり、偶然にも大王製紙の前会長のインタビュー記事だった。刑務所で3年2か月服役し、社会復帰して1年半が経過したそうだ。インタビューの最後の質問に日本のカジノについて「賛成でも反対でもない」という。その理由は全文を読むとなるほど…と思ったが、この人だからそういえるのであって、一般人なら身を破滅させた、させる、カジノに反対という人がほとんどであろう。
今の政権は無能な政治屋家業がのさばって、国のあり方も定まらず、嘘がまかり通り、憲法も守られず、酷い独裁政治の状態で数々の法案が決まってしまっている。この先の日本の将来は心配な事ばかりである。